2017年6月17日

木魚(もくぎょ)とは...

mokugyonituite.pngこんにちはメモワールしらゆりの三鍋です。
先日、曹洞宗のご葬儀があり、仏具として木魚が使われていました。私はご葬儀 で木魚が使われているのを見るのは初めてだったのですが、よく考えたらなんで木「魚」なんだろうという疑問がわきました。
気になって調べてみたところ...、木魚の原型は禅寺で使われていた「魚板」という物で、その名の通り魚の形をした板であり、魚の形をしているのは、魚は日夜を問わず目を閉じないことから寝る間を惜しんで修行に精進しなさいという意味があるそうです。そして、口にくわえた丸いものは煩悩を表し、魚の背をたたくことで煩悩を吐き出させる、という意味合いもあるそうです。
あと眠気覚ましの為に一定のリズムを刻んでいたとも言われているそうです。あのリズムだと余計に眠くなるような気もしますが...(笑)
今度、お客様にも余談としてお話ししてみたいと思います。

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 三鍋 一男

2017年6月15日

数珠(じゅず)について

jyuzu.pngこんにちは。メモワールしらゆりの鷲平です。
今回は数珠についてお話をさせていただきます。

数珠は念珠(ねんじゅ)ともいい、仏事に欠かせない仏具の一つです。珠の数に決まりはありませんが、宗派によっては108個を正式とする場合があります。
二重にして持つのを(二輪念珠)、珠の数を半分にしたものを(単念珠)といいます。宗派により種類や用い方に多少の違いはありますが、会葬には自分の家の宗派のものを持参しても構いません。
現在では珠の数や種類にあまりこだわらず、短い数珠が一般的に用いられています。
数珠は左手で持つのが作法になりますので、焼香するときや合掌を終えた後も必ず左手で持つようにします。

参考にしていただけましたら幸いです。

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 鷲平 巌

2017年6月12日

散骨は遺骨の一部にとどめるのがベスト

sannkotu2.pngこんにちは。メモワールしらゆりの鷲平です。
最近、富山県富山市エリアでも散骨をご希望される方が多くなっております。
たとえご本人が「火葬だけして遺骨をすべて散骨して欲しい。」と望んでいたとしても、家族や親族に理解してもらえない場合も多々あるようです。こうしたときは、通夜や葬儀は一般的な仏式などで行い、火葬後も遺骨の大部分はお墓に納骨します。そして遺骨の一部分だけを故人様の遺志に沿って散骨するという方法が望ましいかと思われます。
遺骨のすべてを散骨してしまうと、後々に遺族が故人様をしのぶよりどころが全くないということにもなるため、散骨ではこのような方法をとるのが一般的に多くなってきております。

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 鷲平 巌