2017年8月 6日

お盆(お迎え)

こんにちは、メモワールしらゆりの高崎です。
前回もお話したように、今回はお盆の具体的な中身について少し触れてみたいと思います。

まずお盆とはいつなのか。
旧暦で行うところ(7月15日頃)や、1ヶ月遅れで行うところもあるようですが、8月の13日夕方から16日までというのが一般的なようです。日本の7割から8割ほどの地域ではこの期間にお盆の行事が行われます。ここ、富山県富山市でもこの期間がお盆の期間です。

13日は、まずご先祖の霊をお迎えします。昔は玄関には吊るした提灯に火を灯し、霊が迷わず帰ってこられるようにしたそうで、これを迎え火と言います。ただ、現在ではなかなか難しく、お仏壇にロウソクを灯したり、お墓の掃除をしたりということで、祖先の霊をお迎えする準備としているようです。なのでお墓参りはできれば13日に行うのが良いでしょう。

そしてお仏壇とは別に盆棚(精霊棚)を準備します。低めのテーブルの四隅に笹竹を立て、縄で結んで結界を張ります。その縄にホオズキやガマの穂を吊るし、キュウリで作った馬とナスで作った牛を飾ります。さらにお供え物として、五供といわれる「水・花・お香・明かり・食べ物」をお供えします。
地域や宗派によって風習・しきたりも様々ですので、必ずというわけではありませんが、ロウソクとお花を準備し、心のこもったお供えをされるくらいでも結構かと思います。

次回は祖先の霊の送り方についてお話したいと思います。

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 高崎 顕一郎