2017年8月31日

現代社会の精進落とし

kaishokukaijyoutoryouri.pngこんにちは。メモワールしらゆりの鷲平です。
今回は精進落としについてお話させていただきます。

かつて不幸があった家では、死後四十九日までの間は生ものや酒を口にすることなく、野菜や豆腐などの精進料理で過ごすことがしきたりでした。こうしたことから、四十九日が過ぎて初めて肉や魚を使った普段の食生活へと戻ることが、本来の精進落としです。
しかし現代社会においては、四十九日も肉や魚を食事に取り入れないことはほぼ不可能です。そこで、精進落としの会食は本来の意味とは大きく離れ、僧侶や葬儀でお世話になった人を感謝の意味でもてなすための、喪家が設ける会食の席へと変わってきたのです。

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 鷲平 巌