2018年12月15日

最近の家族葬

saikinnnokazokusou.jpgこんにちは、富山市の葬祭ホール、メモワールしらゆりの高崎です。

近年、ここ富山市においても、ご葬儀の選択肢の一つとして家族葬を選ばれるお宅が増えてきています。
一般葬、家族葬、それぞれにメリット・デメリットがございますので、どちらがいいというわけではないのですが、最近の社会的事情もあるのかと思います。

そんな中、家族葬自体も少しずつ変化している気がします。
基本的に家族葬は、新聞のお悔やみ欄や道路看板など、一般の方に向けてのお知らせをせず、身内だけで行うものとされています。
ご当家だけ、10名以下で行う葬儀もあれば、ご親戚の方をお招きし、30〜40名規模で行う葬儀もございます。
どちらの場合も、亡くなられた際は病院等からしらゆりの会館に直接ご安置させていただくことがほとんどでした。

しかし最近は、お悔やみ欄や道路看板などは出さないことは共通しているのですが、ご自宅にご安置し、町内の方々やごく近しい友人の方、お勤めの会社の代表の方だけにはお参りしていただくというケースも中にはございます。
厳密に言うと『家族』葬ではないのでしょうが、これも時代の中から生まれた家族葬の一つなのではないでしょうか。

こういった場合、声をかける人とかけない人の境目をどうされるか、など考えなくてはいけないことはもちろんございます。
ただ、元々家族葬に明確な決まりがあるわけではございませんので、故人様・ご当家様の意向を最大限尊重する形で、これからも柔軟に対応していければと思っています。

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 高崎 顕一郎

2018年11月22日

煩悩(ぼんのう)

bonnnou.pngこんにちはメモワールしらゆりの三鍋です。

先日私が担当させていただいた方のお通夜の時に御寺院様が法話で「煩悩」について話されていました。私も初めて聞くお話で非常に興味深かったです。

 煩悩の根源は三毒「貪欲(とんよく)・瞋恚(しんに)・愚痴(ぐち)」と言われるものなのだそうです。
貪欲とは必要以上に求めること、瞋恚とは怒りの感情、愚痴は物事の本質や真理に対する無知という意味だそうです。

自分自身のことを考えてみても心の中にそういうものがあるなぁと思ってお話を聞いていました。
 煩悩のない世界が涅槃(ねはん)の世界になり修行僧の人達はそこに辿り着くために日々辛い修行に耐えているのだそうです。

煩悩にまみれている私では涅槃の世界には辿り着けそうにないですね。(笑)

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 三鍋 一男

2018年9月12日

いざという時困らないために...

こんにちは。富山市の葬祭ホール、メモワールしらゆりの高崎です。

最近、来館特典キャンペーンの効果もあってか、来館・相談・入会される方が増えた気がします。
具体的に心配な方がおられる場合もあれば、できるうちに終活を、という方もいらっしゃいます。

その中で、終活と言っても何をすればいいのか分からない、という声も多く聞きます。
そこで、ここに興味深い調査結果があります。
遺影写真の加工作成サービスの大手、アスカネットが2018年に行った調査なのですが、『喪主として葬儀を出した際に困ったこと』のランキングです。

その結果が
1位が『関係者への訃報の連絡』
2位が『遺影写真の原板選び』
3位が『参列者のリスト作成』
ということでした。

この中で準備をしておけるものというと、1位と2位がそれかもしれません。
特に1位の訃報連絡については、若い喪主世代の方だと最近は両親と同居していないことも多く、親戚や故人の交友関係についてよく知らないケースもあり、お困りになっておられるのを私もよく見ます。

危篤の知らせを受けたら最優先で連絡する近いご親戚。
亡くなられた際にお迎えを依頼する葬儀社。
葬儀の日程が決まったら連絡する遠い親戚や友人知人。

箇条書きでも結構ですので、書き出しておくといいでしょう。これは一般葬であっても家族葬であっても同じです。

そして家族葬をお考えの方はその旨を周囲の方に伝えておくことも重要です。
ここ富山県富山市では、以前より増えてきたとはいえ、まだまだ一般葬の方が多く、家族葬に対して良くない感情をお持ちの方もいらっしゃいます。ご家族が家族葬を考えておられても、親戚の方の鶴の一声で一般葬に...というケースも少なくありません。
一般葬、家族葬、それぞれにメリットデメリットがあり、どちらがいいというわけではありませんが、特に家族葬を希望される場合は周囲の理解を得ておかれることが大事だと思います。

当メモワールしらゆりでは、私も含め、事前相談員の資格を持った者もおりますので、またお気軽にご相談ください。

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 高崎 顕一郎

2018年8月26日

柔軟な対応

jyuunannataiou.pngこんにちは
メモワールしらゆりの三鍋です。
先日、私が担当させていただいたお客様で少し特殊なケースのご葬儀がありましたのでご紹介させていただきます。

故人様が元々富山市にお住まいの方だったのですが、事情があり3ヶ月ほど娘様のいる茨城県に行かれていて、そこでお亡くなりになられてしまったとのことでした。
先に茨城県で火葬はされたのですが、その後富山で家族葬をしたいとご相談いただきました。

このような特殊なケースは私も初めてだったのですが、お骨の状態での骨葬という形でご葬儀を執り行わせていただきました。
茨城県で火葬を済まさせれていましたので、必要になる物も通常とは異なっていましたがスムーズに対応させていただき、ご葬儀をしていただくことが出来ました。

メモワールしらゆりでは総額プランとなっていますが、今回のケースのような場合は必要な部分のみお使いいただくことも出来るようになっています。
様々なお客様の状況にあわせて柔軟な対応が出来るようになっていますので、何かあればお気軽にご相談下さい。

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 三鍋 一男

2018年8月21日

水橋橋祭り

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こんにちは、富山市の葬祭ホール、メモワールしらゆりの高崎です。

先のブログで水橋のビックイベント、橋祭りについて少しお話しましたが、実は台風の影響で順延となっていました。
結果的に台風は富山までは来なかったのですが、近年の自然災害を思うと致し方ない判断だと思います。

そして先日8月19日、待望の花火大会が開催されました。
今年は150年の記念祭ということもあり、花火も普段より500発も多く打ち上げられたそうです。
水橋はもちろん、近隣の滑川市や上市町、舟橋村からも多くの人が集まり、大いに盛り上がりました。

私も家族と一緒に見に行ってきたのですが、花火大会ギリギリの時間になってしまったため、駐車場を探すのに一苦労でした。(苦笑)

音楽に合わせて花火を連発する音楽花火や、尺玉も数多く上がり、非常に楽しい時間を過ごすことができました。
まだ一歳の息子も、よく分からないながらも、ニコニコしながら見ており、大変でしたが連れてきて良かったなと思いました。

もしまだ橋祭りをご覧になったことがない方は、是非一度足を運んでみて下さい。かなり近い距離で花火を楽しむことができますよ。

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 高崎 顕一郎

2018年8月 9日

有名人・著名人の戒名(法名・法号)

こんにちは、富山市の葬祭ホール メモワールしらゆりの高崎です。

前回お話したように、今回は有名人や著名人の戒名(法名・法号)をいくつかご紹介したいと思います。
使われている漢字から」、誰の戒名(法名・法号)なのか想像してみて下さい。

慈唱院美空日和清大師

智勝院幻城乱歩居士

大光院力道日源居士

伯藝院殿覚圓蟲聖大居士

陽光院天真寛裕大居士

懿文院龍之介日崇居士

天翔院詞聖悠久居士

どうでしょう。結構そのままだったり、俗名の一部や本人の功績などが含まれているので分かった方も多いのでは?
では正解です。

①美空ひばり
昭和の大歌手ですね。
そのまま美空が入っています。
「日和」は音読みで「にちわ」ですが、「ひより」とも読め、おそらく「ひばり」とかかっているのでは...。

②江戸川乱歩
推理小説や怪奇小説の大家。
明智小五郎が活躍する「怪人二十面相」でおなじみです。
これもそのまま「乱歩」と入っており、幻城の部分が作風をうまく表現していると思います。

③力道山
日本プロレスの父です。空手チョップで外国人レスラーをなぎ倒す姿に、日本中が力をもらいました。
まさしく「大光」ですね。

④手塚治虫
漫画の神様と言えばこの方です。
世界に誇る日本の文化でもある今の漫画の形を確立された方です。
「蟲聖」が個人的にはいい感じです。

⑤石原裕次郎
言わずと知れた昭和の大スターですね。
いるだけで恰好いい。
歩くだけで絵になる。
「陽光」で「天真」な方ですよね。

⑥芥川龍之介
芥川賞でも知られる小説家です。
「羅生門」や「蜘蛛の糸」が有名ですね。
はっきりと「龍之介」が入っています。

⑦阿久 悠
作詞家、放送作家の大御所です。
「サムライ」の歌い出し「片手に~」が恰好良すぎでしょう。
これも「悠」が入っていますし、「詞聖」の部分から分かった方もいらっしゃるのでは...。

どうでしたか?いくつ分かりましたでしょうか?
ご自宅のお仏壇にもご先祖の戒名(法名・法号)があると思います。
どんな方だったのか想いを馳せてみるのもいいかもしれませんね。

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 高崎 顕一郎

2018年7月 9日

来館相談キャンペーン中

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こんにちは、富山市の葬祭ホール、メモワールしらゆりの高崎です。

ここ富山市水橋では、水橋橋まつり 花火大会が7/28(土)に開催されます。
夏の訪れを感じる季節です。

季節の変わり目には体調を崩される方も多く、そのせいか来館・ご葬儀事前相談の件数も増えた気がします。

特に近年、家族葬のご相談の比率が高く、来館される方の2~3割は家族葬をお考えになっておられるようです。
もちろん、当メモワールしらゆりでは家族葬のプランも充実させており、さまざまな形のご葬儀に対応しております。

火葬のみ行うプランから、和室のお部屋にて家族のみで行う葬儀。
そして親族の方もお招きし、ホールで行う20~30名様規模のご葬儀まで、お客様のご要望に応じて選んでいただけます。

▶【さまざまな家族葬プラン】はこちら

一般葬でも家族葬でもそうなのですが、どのような葬儀にしたいか、なんとなくでも考えておかれるといいと思います。
『ごくごく普通の葬儀で...』
『近しい方で静かに送ってあげたい。』
『お花を多めに飾ってあげたい。』

【豊富な実績】に実際のお写真もお載せしておりますので、式場イメージの参考にしていただければ幸いです。

▶【豊富な実績】はこちら

特にご希望のない方でも、来館されてお話をしていく中で見えてくるものもあるかと思います。
是非一度、お気軽にご来館ください。

現在、来館キャンペーンを実施しており、見学やご相談で来館の方に1万円相当の特典をお渡ししております。
会員様でも非会員の方でも、もちろん富山市以外の方でも大丈夫ですので、お気軽にお立ち寄りください。

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 高崎 顕一郎

2018年6月16日

亡くなった後の名前について

sigononamae.pngこんにちは、富山市の葬祭ホール メモワールしらゆりの高崎です。

ご葬儀の際、亡くなられた方におつけするお名前として「戒名」がございます。
位牌に書いてある長い漢字の名前のことです。

ここで戒名と言ったのは、一般的によく通った呼び名だからで、
日蓮宗では「法号」
そして富山県で多数を占める
浄土真宗では「法名」と言います。

本来なら生前にいただいておくお名前なのだそうですが、なかなかそういう機会も無く、多くの方がご葬儀の際に菩提寺の住職からつけてもらっています。

浄土真宗の葬儀では帰敬式(おかみそり)が行なわれ、剃刀(かみそり)を棺にあてて髪を剃る真似をします。
ご覧になられた方もいると思います。

戒名・法名・法号と呼び名が違うように、宗派によってもお名前のつけかたも異なります。

〇〇院△△☐☐居士といった長いものから、釋〇〇という非常にシンプルなものもあります。
これは宗派による違いであって、特に長い方がいいなどということはございません。

地域によってなのでしょうか、たまに戒名(法名・法号)料といったことをお聞きします。

富山で多い浄土真宗では、頭につく〇〇院という院号をつける場合、院号料が発生しますが、通常の法名の場合、別にお礼が必要になることはございません。

その他の宗派においても、ここ水橋やその近隣の滑川市・上市町・舟橋村などでそういったことを聞くことはありません。

お名前に使われる漢字ですが、基本的にはお経に使われている感じから取られます。
故人のお人柄を表したものや、生前の俗名から一文字を取ったりしたものが多いです。

次回は有名人や著名人の戒名(法名・法号)についてご紹介したいと思います。
使われている漢字を見ると、ああ、なるほど、と思いますよ。

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 高崎 顕一郎

2018年5月28日

"本日の折込みチラシ"をご覧ください。

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本日、新聞社各社に折込みチラシを入れさせていただきました。
経験してみなければわからい、知らないことだらけのお葬式。費用や段取りでお悩みの方がとても多くいらっしゃいます。
約80%以上のお客様が、ご葬儀・家族葬の事前相談来館・事前入会されています。(メモワールしらゆり実績)
ご葬儀の式中の時間帯以外に限りますが、式場や控室や会食会場などすべてのお部屋を見学していただくことが可能です。
只今、ご来館相談いただいた方全員に「葬儀優待券(メモリアルブーケ) 5,000円相当」と「葬儀割引カード 5,000円」の総額10,000円相当をプレゼントしております。
家族葬のプラン内容や費用のご相談など詳しくご説明・対応させていただきます。

・家族葬 直葬プラン(火葬式のみ)・・・18万円(税別)~
・家族葬 密葬プラン(控室のみ使用・15名様規模)・・・48万円(税別)~
・家族葬 シンプルプラン(20名様規模~)・・・70万円(税別)~

一例ではございますが、人数やご予算に合わせてお選びいただけるようにさまざまな家族葬プランをご用意させていただいております。当社のプランには、他社には含まれていないお料理・香典返し(返礼品)・引出物・マイクロバス・霊柩車などのすべてが含まれた総額プランとなっておりますので、追加金が無くご安心していただけます。

毎日、8:30~17:00まではいつでも営業しておりますが、その他の時間帯をご希望のお客様にもあらかじめご連絡をいただければご自由に見学することができます。
お気軽にご相談・ご来館ください。

▶【富山市の家族葬について】はこちら

メモワールしらゆり スタッフ一同

2018年5月26日

意外な仏教用語"食べ物"(その2)

youkann.pngこんにちは、富山市の葬祭ホール、メモワールしらゆりの高崎です。
前回ご紹介したように、お寺や僧侶の名前、精進料理など仏教由来のものは他にもございます。今回は第2弾ということでいくつか紹介させていただきます。

まずはご存知の方も多いと思いますが、「がんもどき」です。精進料理でおなじみですよね。
雁もどき、と当て字をすることからも分かるように、雁の肉料理に似せたものだと言われています。

僧侶の名前が由来となったものとしては、「タクアン」が知られています。
江戸時代、臨済宗の高僧、沢庵(たくあん)禅師が考案したとされています。徳川家光にこの漬物を献上したところ、その美味しさから「沢庵漬け」という名前を命名されたとのことです。

そして実は「羊羹(ようかん)」も、元をたどれば僧侶が日本に伝えたのが元になっています。
元々は字のごとく、羊の肉を使ったスープだったそうで、冷めると肉のゼラチン質が固まり、煮こごりになります。禅僧が日本に伝えたとされているのは、この料理です。この肉を使わない料理が後に羊羹と呼ばれるようになったそうですが、羊と何の関係もないのに羊の字が使われているのはそういう理由からなのです。

調べてみると、知らずに使っている仏教用語は本当にいろいろありますね。
葬儀とは直接関係はございませんが、これからもこんな豆知識を紹介していければと思います。

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 高崎 顕一郎

2018年5月17日

水橋みなと感謝祭

mizuhasiminatokannshasai.pngこんにちは、富山市の葬祭ホール、メモワールしらゆりの高崎です。
最近、天気がコロコロ変わり、晴れかと思えば雨になり、そしてまた晴れた日が続く、といった具合です。皆さま体調を崩したりしてませんでしょうか。
先日、ここ富山市水橋では、水橋漁港にて「水橋みなと感謝祭」が開催されました。あいにくの雨だったのですが、多くの方が来場され、悪天候を感じさせない賑わいでした。
たくさんの屋台や地元アーティストによるコンサート、ものまね芸人によるお笑いショーなどが行われ、皆さまとても楽しんでおられました。
富山市水橋を中心に仕事をさせていただいている立場としては、水橋を盛り上げるイベントの開催はとても楽しみです。
7/28(土)には150年祭水橋水神社「水橋橋まつり」が開催されます。富山県内でもいちばん花火を近くで感じられる花火大会だと思っています。もし機会がありましたら、是非足を運んでみてください。

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 高崎 顕一郎

2018年5月 9日

臨機応変に対応できる司会者を目指します

seremoni-masuta-.pngメモワールしらゆりの川端です。
葬祭ディレクター1級になり、そろそろ半年になります。
納棺はまだ完璧とは言えないと思いますが、なんとか一人でできるようになってきました。
お通夜とご葬儀の司会も担当したいと思って練習中なのですが...、支配人には「半年くらいでできるように...。」と言われています。
メモワールしらゆりには司会や納棺を教えてくれる大先輩がいます。資料もいくつか貰いました。その資料のお通夜・ご葬儀の言い回しの文を読んでいるだけでも難しいです。
自宅などで声を出して練習しているのですが...、やっぱり『棒読みになってるよ。』とか『聞きとりにくい。』とか言われてしまいます。
自分でははっきりと声を出しているつもりなのですが、『聞きとりにくい。』とやはり言われます。
葬祭ディレクターの試験とは違って読むだけではダメ!と身に染みてわかりました。
とにかく最初のうちは定型文ですが、しっかりとした司会ができるようにまずは頑張っていこうと思っています。
そして臨機応変に対応できる司会者を目指していこうと思っています。

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 川端 敏和

2018年4月27日

意外な仏教用語"食べ物"

karupisu.pngこんにちは、富山市の葬祭ホール、メモワールしらゆりの高崎です。

先日、意外な仏教用語として、縁日のお話をさせていただいたのですが、思いのほか好評だったので、今日は食に関する意外な仏教用語について触れてみたいと思います。

普段馴染みのある食べ物の中には、その由来となった僧侶やお寺の名前がつけられたものがいくつかあります。

"けんちん汁"はその元となる料理を作ったとされる建長寺(けんちょうじ)がなまったものとされていたり、"インゲン豆"は、インゲン豆を日本に持ってきた明の禅僧、隠元(いんげん)禅師の名前が由来です。ちなみに隠元の命日である4月3日はインゲン豆の日になっています。

そして有名なところでは高野豆腐(こうやどうふ)がありますね。
真言宗の本山である、高野山金剛峰寺に由来するもので、冬場に高野山の僧が豆腐を置き忘れたことで偶然できたという説や空海が中国から伝えたという説があります。
富山では(おそらく他地域でも)高野豆腐と言われていますが、正式には凍(し)み豆腐というのだそうです。

さらに意外なものとして、"カルピス"も実は仏教由来の言葉です。
カルピスの生みの親である三島海雲(みしまかいうん)という方は元々お寺の息子さんでもありました。
そんな彼がモンゴルの飲み物であるアイラグ(牛乳を発酵させたもの)を参考にして作ったのがカルピスです。その名前の由来は、仏教用語で「醍醐味」を意味する『サルピスマンダ』と、牛乳に多く含まれている栄養素『カルシウム』を合わせて名付けられたそうです。

このように、仏教用語とは知らずに根付いている言葉はたくさんあります。また機会があればご紹介したいと思います。

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 高崎 顕一郎

2018年4月18日

先輩になって...

sennpaininatte.pngこんにちはメモワールしらゆりの三鍋です。
ブログにも載ってますが、今年になってから新入社員が入社し、私にもようやく後輩ができました。ご葬儀の現場に同行することもあり、仕事を教えることもあるわけですが、普段自分が普通にやっていることでも人に教えようとすると、なかなか伝えることが難しいということに気づきました。
以前に何かの研修でインプットするだけでなく、アウトプットして人に伝えて初めて自分のものになるという内容の話を聴いたことを思い出しました。自分自身に物事に対する深い理解がないと人に伝えることは出来ないということなのだろうと思います。今までの自分の理解は浅かったということに気づかされました。
やはり後輩が入ってくるといい刺激があるものですね。新しい社員も増え活気も出てきました。今後もみんなで力を合わせて頑張っていきたいです!

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 三鍋 一男

2018年4月 4日

意外な仏教用語"縁日"

igainabukkyouyougo.pngこんにちは、メモワールしらゆりの高崎です。
今年の冬は全国的に大雪となりましたね。ここメモワールしらゆりのある富山でも、毎日除雪に悩まされてきましたが、いよいよ春本番。桜の美しい季節となりました。

富山の春といえばチンドンコンクール。プロアマ問わず、全国からチンドンマンが集まり、毎年盛り上がっています。

そんなお祭りにつきものなのが、屋台や露店が並ぶ"縁日"だと思いますが、実は元々仏教用語だということはご存知でしょうか?
読んで字のごとく、神仏と縁を結ぶ日とされており、縁日に参拝すると、より大きな功徳を得られると言われています。

今年のチンドンコンクールの最終日にあたる8日は、薬師如来の縁日でもあります。今年度も健康に過ごせるように参拝されてみてはいかがでしょうか?

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 高崎 顕一郎

法要を営む際の準備について

houyouwoitonamusainojyunnbinituite.pngこんにちは。メモワールしらゆりの鷲平です。
当社では回忌法要も承っておりますので、今回はご法要を営む際の準備についてお話させていただきます。
法要では僧侶に読経していただき、その後に会食の席を設け、僧侶と招待客をもてなします。四十九日や一周忌、三回忌などの節目の法要を営むときは、万全な準備が必要となります。できれば2ヶ月以上前から準備を始めるとよろしいと思います。
日時や会場、招待する方への案内、引出物の種類などを考え、予算の見積もりをします。不幸が重ならないようにといったことから、前回の法要と同内容にならないことの配慮も必要かもしれません。単に盛大にするのではなく、心のこもったおもてなしができるかが大切であると考えます。
参考にしていただけたら幸いです。

▶【法要料理・引出物について】はこちら

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 鷲平 巌

2018年3月24日

富山霊園富山市斎場(西番斎場)の式場・会館機能廃止のお知らせ

toyamareienntoyamasisaijyou.png富山市西番にあります火葬場:富山霊園富山市斎場(西番斎場)に併設された葬儀式場・法要会館の機能が平成30年3月31日をもって廃止されることとなりました。(富山市議会12月定例会におきまして、富山市斎場条例の改正に関する議案が可決されました。)
なお、現在の式場棟に待合スペースや多目的トイレ等を整備する改修工事が進められております。共用の開始時期は平成30年4月1日の予定となっております。

▶【富山市の斎場・火葬場について】はこちら

メモワールしらゆり スタッフ一同

2018年3月22日

3/17の人形供養では...

メモワールしらゆりの川端です。

3月17日にメモワールしらゆりで人形供養が行われました。
今回の人形供養では人形を供養するだけではなく、遺影写真の撮影会や棺の中に入ってみるという入棺体験、仏壇・仏具(大越仏壇さん提供)の展示会などがありました。

私は主に入棺体験コーナーにいたのですが...
最初は大人の方は、なかなか遠慮して入らなかったのですが、子供たちが「入る!入る!」と交代交代入っている姿を見て、大人の方たちも次々と入られていました。
「生きている間はもう棺に入ることなんかない。」とか「長生きできるっていう噂もあるし...」などと笑いながらすごく楽しんでおられました。

あとは、館内見学した後に「なんかすごく良さそうだから、ついでにしらゆり会員になっておくわ。」と入会してくださる方もいらっしゃいました。

お寺さんも人形供養のお勤めを終えられた後、「こんなに沢山の方が一緒にお参りをしてくれて、すごく感動しました。」などいろいろとお話をしてくださいました。

すごく和やかな良いイベントになったと思います。また次回も工夫を凝らしたイベントをしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 川端 敏和

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2018年3月18日

"人形・写真・ぬいぐるみ供養"を開催しました

昨日、平成30年3月17日(土) 当社葬祭ホール メモワールしらゆりにおきまして、"人形・写真・ぬいぐるみ供養"を開催いたしました。
ご来場者約250名以上の多数のご来場をいただき、誠にありがとうございました。

ご家族の成長とともに一緒に過ごしてきた大切な人形・ぬいぐるみ・お写真を臨済宗 興国寺様にご供養いただき、魂抜きをしていただきました。
参列者の皆様には「ありがとうを心から...」そんな感謝の気持ちをもってご焼香していただき、お別れをしていただきました。

同時開催イベントでは、遺影写真撮影会・入棺体験・返礼品試食会・仏壇仏具展示相談会(大越仏壇さん提供)が行なわれ、和やかな雰囲気で終了することができました。スタッフ一同、感謝申し上げます。

メモワールしらゆり スタッフ一同

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2018年3月16日

新入社員のご紹介

sugitatakao.pngはじめまして。
1月に入社しました、杉田高央と申します。
出身は舟橋村で、趣味は映画を観たり、本を読んだりすることです。
会社の環境にも少しずつ慣れてきましたが、まだまだ覚えないといけないことも沢山あるので、毎日がとても充実しています。
どんな人にも訪れる死をどのように迎え、故人をお送りするべきか、仕事を通じて答えを探し、葬儀の意義をもっと深く理解したいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。

▶【スタッフ紹介】はこちら

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 杉田 高央

2018年3月12日

斎場と火葬場の違いについて

toyamareinntoyamasisaijyou.pngメモワールしらゆりの川端です。
ご葬儀の打ち合わせの際に「火葬場はどこになりますか?」とご質問されることがよくあります。
富山市の水橋地区で火葬場を予約する場合は、富山霊園富山市斎場(通称:西番斎場)か富山市北部斎場を予約することがほとんどのケースとなります。

先日、「西番斎場になります。」とお答えしたところ...
お客様から「斎場っていうことは、そこでお葬式もできるんですか?」とご質問をされたことがありました。
確かに富山市の火葬場の中では唯一、ご葬儀が行える施設を併設している火葬場になりますが、ご葬儀のみ(お通夜は不可)での使用しかできないため、あまりご利用になられる方はいません。(メモワールしらゆり実績より)
関東の都市部などでは、お通夜・ご葬儀を行う場所と火葬をする場所が同じであることが多いことから、斎場=火葬場の認識があるのかもしれません。
ここ富山市では火葬場に儀式のできる斎場が併設されている所が少ないことから、斎場といえば火葬場のことを一般的には指しています。

実は、「斎場」と「火葬場」では意味合いが違います。
斎場とはお通夜や告別式、ご葬儀などの儀式を行うことができる施設のことを言い、火葬場とはご遺体を火葬する施設のことを言います。

富山市では民間企業(葬儀社)が運営する、☐☐会館、☐☐ホールなどといった名称の民営斎場でお通夜・ご葬儀をした後、近隣の火葬場にて火葬するかたちが一般的となっています。
火葬場のみで斎場を併設しない富山市北部斎場などの場合、"富山市北部火葬場"といった名称の方が正確?なのかもしれません。

▶【富山市の斎場・火葬場について】はこちら

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 川端 敏和

2018年3月 7日

新入社員のご紹介

はじめまして、メモワールしらゆりの菅野仁美と申します。suganohitomi2.png

先月の2月1日に入社して、1ヶ月が経過しました。葬祭のお仕事は未経験なので、先輩方にいろいろ教わりながら日々勉強中です。お客様が、丁寧であたたかいご葬儀だったと思っていただけるように、誠意ある対応を常に心がけていきたいです。
故人様との最期の大切な時間をゆっくりと過ごしていただけるように、思いやりの心を持ち、悲しみの気持ちに寄り添いながらお手伝いできるようにがんばります。

▶【スタッフ紹介】はこちら

メモワールしらゆり
セレモニーアシスタント 菅野 仁美

2018年3月 3日

友引人形

tomobikininngyou.pngこんにちは、メモワールしらゆりの高崎です。

多くの地域に存在するしきたりのようですが、ここ富山県富山市でも通常、友引の日にご葬儀は行いません。
本来の意味とは違うのですが、"友引"という字が、友を引いていく、つまり身近な人が立て続けに亡くなることを連想させるからのようです。
仏教の考え方ではないので、友引の日にご葬儀を行うことについて問題があるわけではないのですが、富山に根強く残るしきたりのため、現在でも友引にご葬儀を出されるお宅はございません。

ただ、家族葬などの場合、ご当家のご希望で友引の日にご葬儀を出すこともございます。その時に使うのが「友引人形」です。
友引の日にご葬儀を行うことで周囲に不幸が続くことを、この友引人形が身代わりととなって引き受けてくれるのです。

富山市の斎場は全て友引の日はお休みなのですが、当メモワールしらゆりからも近い滑川斎場は、友引の日でも火葬を受けてもらえます。
その際の複雑な手続き等などは当ホールスタッフにて全て代行しておりますので、お気軽にご相談ください。

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 高崎 顕一郎

2018年2月27日

3/17(土) "人形・写真・ぬいぐるみ供養"を開催いたします

平成30年3月17日(土)に当ホールにおきまして、人形・写真・ぬいぐるみ供養を開催いたします。「必要なくなったけど、思いれがあってなかなか捨てられない...。」「先祖からの写真をどうしたらいいか...。」などでお困りな方は是非ご参加ください。当日、ご住職が来館され、丁寧にご供養していただきます。
ご来場アンケートにお答えの方には、BOXティッシュ5箱入をもれなくプレゼントさせていただきます。

【人形・写真・ぬいぐるみ供養】
●受付 :10:00~11:00
●供養経:11:00~

【同時開催】10:00~13:00
●遺影写真撮影会
●入棺体験(生前に入棺体験すると長生きするといった迷信も...?)
●返礼品試食会
●仏壇・仏具展示相談会

お人形、お写真、ぬいぐるみは、イベント当日10:00~11:00の間にお持ちください。(事前のお預かりはお断りしておりますのでご容赦ください。またガラスケースなどの入れ物、壺等の骨董品はご遠慮ください。)

皆様お誘い合わせの上、ご来場をお待ちしております。

メモワールしらゆり スタッフ一同

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2018年2月23日

枕飯(まくらめし)について

buppann.pngこんにちは、メモワールしらゆりの高崎です。

ここ富山県は、別名「真宗王国」とも言われており、浄土真宗の門徒さんが多くを占めています。体感としては8割から9割ほどでしょうか。
そして、書籍やドラマなどの葬儀のシーンでよく見ることも、実は浄土真宗のしきたりではないことも結構ございます。
枕飯(まくらめし)もその一つです。
故人の使っていたご飯茶碗にご飯を山盛りによそい、割り箸を立ててお供えする。一般的な葬儀のイメージとしてよくあるものではないでしょうか。しかし、これは浄土真宗では行わない習慣です。
枕飯は故人が浄土へ旅をする道中、お腹を空かすことのないように持たせるものだと言われていますが、浄土真宗ではその旅自体がが無いのです。
浄土真宗の考え方として、阿弥陀様に全てお任せすれば浄土まですぐに導いてくれるというものがあるからです。
その代り、でもないですが、阿弥陀様に対してお供えをする「仏飯」というものはございます。
仏飯器と呼ばれるものに、浄土真宗本願寺派(通称:お西)では蓮のツボミをイメージした山状の形で、真宗大谷派(通称:お東)では蓮の実をイメージした円柱状の形になります。きれいな円柱状にご飯を盛るのは難しいので、お寺様からお借りした盛糟(もっそう)というものを使って作ります。

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 高崎 顕一郎

2018年2月17日

ご縁

goenn.pngこんにちはメモワールしらゆりの三鍋です。
私事になりますが、先月の末に私の祖父が亡くなり、メモワールしらゆりで葬儀をあげさせていただきました。98歳の大往生でした。
喪主は父でしたが、私もこの仕事に就いて1年以上経ちましたので、自分が中心になって生花や供物のとりまとめ、香典の管理等をしていました。
その中で、実は祖父の母の実家が富山市水橋のメモワールしらゆりの同町内にあり、祖父が海軍時代にお世話になっていた叔父さんの慰霊碑もあるのだということを初めて知りました。調べてみると本当に会社の近くにあり驚きました。祖母の葬儀をメモワールしらゆりであげたことがきっかけで入社した私ですが、実は何か不思議な縁に導かれてここに来たのかなぁと感じました。
そして祖父にゆかりのあるこの場所で祖父を見送ってあげることができて本当によかったと思いました。

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 三鍋 一男

2018年2月11日

雪の日の納骨について

yukinohinonoukotu.pngメモワールしらゆりの川端です。
今年は例年に比べて、ものすごい雪が降り、現在もまだ積もった雪が残った状態が続いています。
雪の日の納骨(49日)についてなのですが、「こんなに雪が積もっていても49日法要後にお墓にお骨を納めないといけないのですか?」と質問されることがあります。上のお写真でもおわかりになると思いますが、今年は特に多くの方に聞かれます。
49日法要をしたら、必ずすぐにお墓にお骨を納めなければいけないといった決まりはありません。メモワールしらゆりでは、納骨までの間、ご自宅にお骨をご安置する中陰壇(ちゅういんだん)という床の間サイズの後飾りの祭壇をご用意させていただいております。49日には法要のみ行い、雪の解けた気候のよい別の日に納骨されることをおすすめします。(中陰壇は長期間リースになっても追加金はございませんので安心してご利用いただけます。)

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 川端 敏和

2018年2月 7日

改装の際にはお墓参りを営む

こんにちは。メモワールしらゆりの鷲平です。
今回はお墓の改装の際のお参りについてお話させていただきます。
改装の日程は、遺骨を移動する石材店と法事を行う僧侶に相談して決めるのが一般的です。
宗派によっては、僧侶が古い墓石から魂を抜く儀式(御霊抜き)を行ってくれます。その後、取り出した遺骨を骨壺に入れたまま改装先へ運びます。新しいお墓では魂を入れる儀式(御霊入れ)を行い、遺骨を埋葬して改装の儀式は終了となります。古い墓地は石材店に依頼し、墓石を撤去して更地にします。

▶【富山市の墓じまい・改装(かいそう)】についてはこちら

参考にしていただけたら幸いです。

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 鷲平 巌

2018年2月 4日

先祖代々のお墓を移す"改装(かいそう)"について

こんにちは。メモワールしらゆりの鷲平です。
今回はお墓を移す改装(かいそう)についてお話させていただきます。

遠く離れたふるさとにある先祖代々のお墓を、現在の住まいの近くへ移動する、または新しいお墓を建て遺骨を移すことを改装といいます。
改装するためには、まず新しい墓地を確保しなくてはなりません。墓地選びは場所や予算はもちろん、宗教や宗派、遺骨がすべて納まるのかなどの確認が重要です。
また、改装にはさまざまな法的手続きが必要となります。改装前に各市町村の窓口へ連絡して、必要書類の確認をあらかじめしておくとよいかと思います。

▶【富山市の墓じまい・改装(かいそう)】についてはこちら

参考にしていただけたら幸いです。

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 鷲平 巌

2018年1月27日

事前準備の大切さ

jizennjyunnbinotasetusa.pngこんにちはメモワールしらゆりの三鍋です。
先日、ご葬儀の担当をさせていただいたお宅で故人様が生前からご自分の遺影写真をあらかじめご用意されていた方がいらっしゃいました。おそらく写真屋さんで事前に撮られたものかと思われます。額にも入っていて何も修正するところがなく、そのまま遺影写真として使える状態になっていました。残されるご家族に少しでも負担をかけたくないといったご配慮だったと思います。
以前にもブログでも書かせていただいたのですが、
一般的にはご不幸があってからお写真を探されることが多いため、どのお写真にしようかと悩まれるケースがほとんどです。
今回のご当家は故人様が急なご不幸だったのですが、こういった事前のご準備もされていたこともあり、ご家族の方も気持ち的に慌てずにゆっくりとおくることができたのではないでしょうか。
あらためて生前の事前準備の大切さを感じた日となりました。

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 三鍋 一男

2018年1月19日

祭壇はなぜ白木(しらき)なの?

sirakisaidann.pngメモワールしらゆりの川端です。
ご葬儀の打ち合わせの際に祭壇プランのお話をしていると、お客様に「なんで祭壇って白木(しらき)なの?」と質問をされたことが何度かあります。
昔は皇室や神式のご葬儀の場合に通常白木を用いていたので、それが一般化したものだとも言われています。
しかし、なぜ白木を使用するかというと...
漆塗りや金銀の装飾があるものだと「死を予定してあらかじめつくっていたのか?」と思われてしまうからなのです。白木の場合、「亡くなってから慌てて準備したので、塗料もぬっていない。」という意味もあるのです。
戦前には白木でつくった輿(こし)にお棺を入れて墓地まで運ぶ「野辺送り(のべおくり)」という葬列の見送り方がありました。この白木の輿が形を変えて現在の祭壇になったと言われています。白木の祭壇には、白木の温もりの中にも厳粛な印象を与える一方、儀式的なイメージが強くなるところもあります。だから現在でも一般的によく利用される理由のひとつなのかもしれません。

メモワールしらゆりでは白木祭壇の他にもお花で囲まれた祭壇でおくるプランもご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

▶【フラワーアレンジプラン】についてはこちら

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 川端 敏和