2019年11月30日

家族葬の変化

koukyuubutui.pngこんにちは、富山市の葬祭ホール、メモワールしらゆりの高崎です。

ブログ等で何度か触れていますが、近年家族葬を選ばれるお宅が増えています。 そんな中、家族葬は家族葬として、何か特別なことをしてあげたいという方が増えてきました。

家族葬は、町内の方々やご友人、会社関係などいわゆる一般の方をお招きせず、家族・親族のみで行うご葬儀の形です。 身内だけで行うため、細かい決め事や挨拶などに追われることなく、静かに送ってあげられるというメリットがございます。
ただ、人によっては 「仕方ないとは言え、やっぱり少し寂しい」 「最後なのだから、何か少しでも故人にしてあげたい」 という想いが生まれることも事実です。
そういったこともあってか、通常のプランに含まれているものではなく、棺や仏衣だけでも豪華にというお宅が増えました。特に女性の方は、シンプルな白装束ではなく、華やかな色の仏衣を選ばれるお宅は少なくありません。

親戚の方を招いての家族葬で、故人の写真をスライドショーで見ていただくケースもございました。 できる範囲でできることをしてあげたい。 故人への想いを何かしらの形にしたい。 その気持ちは一般葬であっても家族葬であっても変わりません。

メモワールしらゆりでは、作法やしきたりは踏まえつつ、これからもお客様の想いを第一に対応していきたいと思います。

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 高崎 顕一郎

2019年10月26日

報恩講(ほうおんこう)

houonnkou.png皆さんこんにちは、メモワールしらゆりの三鍋です。

皆さんは「報恩講」とはどういうものかご存知ですか?
「報恩講」という言葉は知っていたのですが、実は私も最近まで知りませんでした。

「報恩講」とは、浄土真宗の宗祖である親鸞聖人の祥月命日に念仏の教えに生きた先達に思いをいたし、その恩徳に感謝し報いる法要のことだそうです。
ちなみに親鸞聖人のご命日は、旧暦の11月28日と言われているそうです。
明治時代に旧暦から新暦に変更されてその際、旧暦の11月28日は、新暦の1月16日に該当したため、以来、浄土真宗本願寺派の本山の京都の西本願寺では、1月16日に合わせて一週間(1月9日~1月16日まで)報恩講が勤められるそうです。

そして真宗大谷派のご本山である京都の東本願寺では、旧暦の11月28日に合わせて11月21日~28日に行われるそうです。

これからの時期はそれぞれのお寺でも報恩講が勤められますので皆さんもお参りされてみてはいかがでしょうか。 

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 三鍋 一男

2019年9月 3日

お別れの言葉

owakarenokotoba.pngこんにちは、富山市の葬祭ホール、メモワールしらゆりの高崎です。

最近「孫に(ひ孫に)お別れの言葉を読ませたい」という依頼を打ち合わせ中に受けることがあります。
では、このお別れの言葉とはどういうものなのでしょうか。

意味合いとしては弔辞と同じなのですが、家族・親族が読むのがお別れの言葉で、町内や会社の方・友人が読むのが弔辞、というわけではありません。
弔辞がある程度形式にのっとったものであるのに対し、お別れの言葉はそこまで形式を重要視しない、という違いがあります。

具体的に言いますと、弔辞は専用の巻紙に書き、包みますが、お別れ言葉は必要ありません。封筒にメモを入れて読まれて結構です。
話す内容も、弔辞では故人の功績を褒め称えるものが多くなりがちですが、お別れの言葉は故人との個人的な思い出などを中心に話されると良いかと思います。
口調も、格式ばった言い回しでなく、口語調で語りかけるスタイルが自然かもしれませんね。

弔辞もお別れの言葉も、話す長さとしては3分くらいが目安と言われています。
原稿用紙でいうと2枚程度で、ゆっくり読まれるとちょうどそのくらいでしょうか。

ご葬儀は、故人の生前に想いを馳せ、お別れをする大切な儀式。
もしご遺族からお別れの言葉を依頼された時は、快く引き受けてほしいと思います。

何か不明な点などございましたら、メモワールしらゆりまで遠慮なくお申しつけ下さい。

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 高崎 顕一郎

2019年8月 6日

水橋橋まつり 151年祭

mizuhasihasimaturi2.pngmizuhasihasimaturi1.pngこんにちは、富山市の葬祭ホール、メモワールしらゆりの高崎です。梅雨も明け夏本番。皆様、熱中症にはくれぐれもお気をつけ下さい。

去る7月27日、富山市水橋に本格的な夏を告げる恒例行事「水橋橋まつり」が開催されました。
当日は台風の影響で午後からあいにくの雨模様。富山県内各地では、花火大会やお祭りなどイベントの中止・延期が相次ぐ中、橋まつりは決行されました。

水橋の方はもちろん、近隣の滑川市・上市町・舟橋村の方にとっても毎年楽しみにしている一大イベント。降りしきる雨にもかかわらず、大勢の見物客が訪れ、拍手と歓声を送っておられました。

花火大会と同時に白岩川の「火流し」も行われたのですが、花火の光と相まって雨中の白岩川を幻想的に彩っていたのが大変印象的でした。

天候は少し残念ではありましたが、雨の中の花火というのも趣きがあっていいものでしたよ。

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 高崎 顕一郎

2019年5月 9日

樹木葬「桜樹の杜(おうじゅのもり)」

oujyunomoori2.pngoujyunomiri1.pngこんにちは、富山市の葬祭ホールメモワールしらゆりの高崎です。
今年のゴールデンウィークは最大10連休。皆さまはどのようにお過ごしになられましたか?

ゴールデンウィーク中の4月28日から5月5日まで、富山市福居にて樹木葬「桜樹の杜(おうじゅのもり)」の現地説明会がありました。
私共とも提携しております大越仏壇さんが管理販売を委託されているとのことで、私も見学に行ってきました。

近年、一日葬や家族葬など、ご当家の事情やお考えで葬儀の形も多様化してきました。
それはお墓・納骨に関しても同様で、散骨・樹木葬、果ては宇宙葬なんていうのもあるそうです。

今回見学させていただいたのは樹木葬の形を取ったものです。ですが、樹木の足元にそのままお骨を埋葬するのではなく、骨ガメを納めるスペースが樹木の周りにあるというもので、通常のお墓と同じような感覚で利用できるものでした。
もちろん「◯◯家」や「絆」、家紋など、サンプルの中からではありますが、文字を彫刻することもできるそうです。

この「桜樹の杜」の特徴として、2人用のお墓というのがあります。
お子さんが女性だけで、皆さま嫁いでいかれたり、息子さんも県外で生活しておられたり、お墓をお守りしていくのが難しいケースもあるかと思います。
そんなご夫婦が、ご自分達だけ入るお墓として、この「桜樹の杜」を見にきておられるようです。

お2人目の納骨の後13年後、同じ敷地内にある合祀(ごうし)墓に合祀され、永代供養されますので、お2人がその時を迎えた後の心配も不要とのことです。

納骨堂とはまた違った、この樹木葬「桜樹の杜」。選択肢の1つとしてお考えになられてもいいのではないかと思いました。

詳しいお問い合わせは大越仏壇さんまでお願いいたします。

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 高崎 顕一郎

2019年4月 5日

受付を依頼されたら

uketukewoiraisaretara.pngこんにちは、富山市の葬祭ホール、メモワールしらゆりの高崎です。

今回は、葬儀の際の受付についてお話したいと思います。

ここ、富山市水橋では、葬儀の際の受付を町内の方がされるケースも多く、同じ班などでご不幸があった時に受付を依頼されることもございます。
何度も受付を経験されている方はともかく、若い方や仕事などの関係で今まで受付をする機会のなかった方にとっては、具体的に何をすればいいのかわからないのではないでしょうか。

まず、受付においてはそれぞれ役割がございます。香典を受け取る方・香典返しを返される方・いただいた香典をまとめていく方。大きく分けてこの3つです。

お参りに来られた方はまず受付にてご香典を出されますので、受け取る方は「ありがとうございます」「お疲れ様です」など一言添えてご香典を受け取ってください。
一つの香典袋に複数の香典がまとめてある場合もございますので、香典を出された方に確認するか、香典袋の裏にお名前が複数書いてあるかをチェックしてください。その数を見て、香典返しを返される方は香典返しをお渡しください。

いただいた香典は順番にサインペンなどで番号を書いてまとめていきます。番号を書く場所は右上か左上の角あたり、どちらでも結構です。
まとめる際には香典袋の上部角に穴を開け、針と糸で綴じていきます。最近では、10もしくは20ずつ輪ゴムでまとめていかれる方も多いようです。

まとめた香典は香典箱(ホールや地域によって紙金庫・以和貴箱などの言い方があります)に入れ、通夜・葬儀が終わった後、ご当家にお渡しして終了となります。

サインペンなどの筆記道具や香典袋に穴を開ける専用パンチ、香典箱や香典箱を入れるバックなど、受付に必要なものは全てメモワールしらゆりでご準備いたしますのでご安心ください。

どんな方でも葬儀の受付はなかなか慣れないものだと思います。わからないことや必要なものがございましたら、当メモワールしらゆりスタッフまで遠慮なくお申し付け下さい。

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 高崎 顕一郎