2022年10月 3日

コロナによる死亡者の火葬・葬儀について

こんにちは、富山市の葬祭ホール、メモワールしらゆりの高崎です。

コロナウィルスが猛威を振るう中、残念ながらコロナで亡くなられる方も多くいらっしゃいます。
ではコロナで亡くなられた場合の火葬及びご葬儀はどのように執り行われるのでしょうか。

まずコロナによる死亡についてですが、発症してから10日以内の死亡が基準となります。発症後10日を過ぎての死亡については医師の判断にもよりますが、基本的には一般的な葬儀の形態で進めて問題はないようです。

コロナで亡くなられた場合の火葬については自治体によって若干対応が異なりますので、当ホールのある富山市におけるルールをご説明します。

コロナによる死亡の場合、基本的な決まりとして24時間以内の火葬が可能になります。そして富山市の場合、大沢野斎場でその日の最終時間(14:30もしくは17:00)の火葬が義務付けられています。

火葬等の手続きに半日ほどお時間いただきますので、それまでは病院や施設など、亡くなられた場所でご遺体をお預かりしていただくことになります。場合によっては一晩お預かりしていただくこともございます。
手続きはメモワールしらゆりのスタッフが代行させていただきますのでご安心ください。

手続き終了後、火葬の時間に合わせ、施設から直接火葬場へ向かうことになります。
その際病室や霊安室にて非透過性の納体袋にご遺体を納め、棺にお入れします。
以前は収骨までを全て葬儀社が執り行い、お骨になられてから骨ガメをご遺族様にお渡ししていました。コロナで亡くなられた芸能人のニュースなどでご覧になったことがあるかと思います。

しかし現在では多少緩和されており、納体袋にお入れすることなどは変わらないのですが、火葬場でのお見送りや収骨にご遺族様が立ち会うことは可能となっております。
ただ納体袋に入っておられるのでお顔を見ていただくことができないこと、また立ち会い人数を限らせていただく場合もあることをご了承ください。

火葬の後、ご葬儀を執り行うことももちろん可能です。祭壇にお骨を安置しての骨葬になります。一般葬、家族葬両方のケースがございます。
既に火葬が終わっているため、葬儀のみの1日葬で行われることが多いようですが、決まりではございません。
日程についても、すぐ執り行う場合もあれば、少し日をあけて落ち着いてから行うという方法もございます。

いずれにしましても、これは令和4年9月現在のルール・やり方であり、今後変わっていく可能性は十分考えられます。何か分からないこと・心配なことがございましたらメモワールしらゆりまでご相談下さい。

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 高崎 顕一郎