1100年以上も前の歌

こんにちは、メモワールしらゆりの高崎です。

『ついに行く  道とはかねて聞きしかど  昨日今日とは思はざりしを』

葬儀のナレーションなどで耳にされた方も多いと思います。
人はいずれ必ず旅立っていかなくてはいけないとわかってはいたけれど、まさか昨日今日の話だとは思っていなかった...

特に大切な方との別れの場で聞くと、それを強く感じます。


これは映画化もされた「ちはやふる」でお馴染みの
『ちはやぶる  神代もきかず竜田川  からくれないに  水くくるとは』
の作者でもある在原業平(ありわらのなりひら)が病で伏せっていた時に、自らの死について詠んだ句とされています。
在原業平は平安時代の歌人ですので、今から1100年以上も前の歌ということになるのですが、今の世においても通じる歌なのではないでしょうか。

ただ現代において、自分や大切な人の死について考えることは、もはやタブーではありません。
あってほしくはない。でも万が一の時に後悔することのないようにしたいものです。

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 高崎 顕一郎

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