富山市の法事について

こんにちは、富山市の葬祭ホール、メモワールしらゆりの高崎です。
まずは日時と法要場所を決めます。

【日時】
曜日や友引などの制約はありません。
命日(49日法要の場合は本来の49日)を過ぎない方が良いとされています。
49日法要であれば35日から49日の間が目安です。

複数の方の法要を合わせて行う際は近い方の年数に合わせ、遠い方はちょうどの年数でなくても構いません。

土日に法要を営む方が多い関係上、お寺様へは早めのご連絡・ご了解を取っておくようにします。

日時を決める際に、法要出席者への連絡や出席人数の確認なども併せてされると良いでしょう。

【法要式場】
自宅やお寺、葬祭ホールなど
法要の出席者の人数や自家用車の駐車場所、49日法要の場合はお骨の安置場所などによって式場を決めます。
お寺や葬祭ホールでの法要をお考えの場合は早めの予約が必要です。


【準備するもの】

・仏花
菊などを中心とした色花
仏壇用 1束500円程度
祭壇用 1束1,500円〜4,000円程度(華瓶の大きさによる)
お墓用 1束1,000円程度

・供物
仏壇用 供笥(くげ)や高杯(たかつき)の大きさに応じておけそくや饅頭などをバラで数個
祭壇用 お盆などに半紙を敷いておけそくや饅頭などを10〜15個程度

・料理
葬儀当日に行われる初七日法要と違い、49日法要以降の法要は、一般的には肉や魚を含んだ混合料理になります。
お寺様や法要を出されるご当家の分も忘れず準備しましょう。
価格的には6,000円から7,000円以上が目安となります。

昨今のコロナウイルスの影響で、席についての会食は昔に比べて減っており、代わりに持ち帰り形式の折詰御前を準備する方が多いようです。

・引出物
法要出席者に対し、一軒に一つお渡しします。
中身は3,000程度の乾物におけそくや饅頭、果物等をお付けするのが一般的ではありますが、明確な決まりがあるわけではないようです。みたまと言われる黒豆のおこわや商品券をつけられる方もいらっしゃいます。


料理や引出物は、法要出席者が持ってこられる御仏前に対するお返しという意味合いがあります。
御仏前が通常10,000円程度であることを考え、料理と引出物合わせて13,000円〜15,000円ほどを見ておかれるといいと思います。

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 高崎 顕一郎

コロナによる死亡者の火葬・葬儀について

こんにちは、富山市の葬祭ホール、メモワールしらゆりの高崎です。

コロナウィルスが猛威を振るう中、残念ながらコロナで亡くなられる方も多くいらっしゃいます。
ではコロナで亡くなられた場合の火葬及びご葬儀はどのように執り行われるのでしょうか。

まずコロナによる死亡についてですが、発症してから10日以内の死亡が基準となります。発症後10日を過ぎての死亡については医師の判断にもよりますが、基本的には一般的な葬儀の形態で進めて問題はないようです。

コロナで亡くなられた場合の火葬については自治体によって若干対応が異なりますので、当ホールのある富山市におけるルールをご説明します。

コロナによる死亡の場合、基本的な決まりとして24時間以内の火葬が可能になります。そして富山市の場合、大沢野斎場でその日の最終時間(14:30もしくは17:00)の火葬が義務付けられています。

火葬等の手続きに半日ほどお時間いただきますので、それまでは病院や施設など、亡くなられた場所でご遺体をお預かりしていただくことになります。場合によっては一晩お預かりしていただくこともございます。
手続きはメモワールしらゆりのスタッフが代行させていただきますのでご安心ください。

手続き終了後、火葬の時間に合わせ、施設から直接火葬場へ向かうことになります。
その際病室や霊安室にて非透過性の納体袋にご遺体を納め、棺にお入れします。
以前は収骨までを全て葬儀社が執り行い、お骨になられてから骨ガメをご遺族様にお渡ししていました。コロナで亡くなられた芸能人のニュースなどでご覧になったことがあるかと思います。

しかし現在では多少緩和されており、納体袋にお入れすることなどは変わらないのですが、火葬場でのお見送りや収骨にご遺族様が立ち会うことは可能となっております。
ただ納体袋に入っておられるのでお顔を見ていただくことができないこと、また立ち会い人数を限らせていただく場合もあることをご了承ください。

火葬の後、ご葬儀を執り行うことももちろん可能です。祭壇にお骨を安置しての骨葬になります。一般葬、家族葬両方のケースがございます。
既に火葬が終わっているため、葬儀のみの1日葬で行われることが多いようですが、決まりではございません。
日程についても、すぐ執り行う場合もあれば、少し日をあけて落ち着いてから行うという方法もございます。

いずれにしましても、これは令和4年9月現在のルール・やり方であり、今後変わっていく可能性は十分考えられます。何か分からないこと・心配なことがございましたらメモワールしらゆりまでご相談下さい。

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 高崎 顕一郎

一般葬?家族葬?

ippannsoukazokusou.pngこんちには、富山市の葬祭ホール、メモワールしらゆりの高崎です。
県内では、コロナの影響でここ数年中止されていた花火大会が開催されるなど、少しずつではありますが以前の賑わいを取り戻しつつあるのを感じています。

葬儀においても、コロナウィルス感染拡大の影響により家族葬が多い時期もありましたが、最近は一般葬がかなり増えているように思います。
その理由としてコロナウィルス感染拡大対策が進んだことに加え、家族葬のデメリットが思った以上に大きいことも挙げられるかと思います。

一般葬を選ばれる方がよくおっしゃっておられるのが
『この前、家族葬で葬儀を出した親戚(友人)がいるんだけど、葬儀後の対応が本当に大変だったって言ってた。』
というものです。

家族葬で葬儀を執り行った場合、葬儀後町内の方や友人知人が香典を持って自宅に弔いに来られます。
そのため家をなかなか空けられなかったり、故人のこと・家族葬にされた経緯などの説明をしたり...
ただでさえ葬儀後の手続き等で忙しい中での対応は、肉体的にも精神的にも想像以上にご当家様の負担になるようです。

家族葬にされるか一般葬にされるかは、ご家族の考えや故人様の遺志もあり、正解というものはございません。
だからこそ万が一に備えての相談・情報収集が大事です。

メモワールしらゆりでは館内見学や事前相談を随時受け付けております。またご自宅へ訪問してのご説明も承っておりますので、遠慮なくお申し付けください。

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 高崎 顕一郎

アップデート

appudee-to.pngお久しぶりです メモワールしらゆりの三鍋です。

最近、職場の先輩の勧めもあり人生初のiPadを購入し、葬儀の打ち合わせや受注票の作成等仕事でも活用しています。

このブログもiPadからの初投稿になります。
まだまだ使いこなせてはいないのですが、使いこなせるようになれば自分の可能性が広がるだろうと思い絶賛勉強中です。

パソコンと同様に自分自身のスキルも磨いてアップデートし、新しい自分になるべく頑張っていきたいと思います。

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 三鍋 一男

「初七日法要にかかわる食事・引出物などの準備するもの」の金額の目安について

ryourihikidemono.png初七日法要とは亡くなった日を命日の1日目とし、本来は7日後に行われる法要のことを言います。
葬儀後に行われる最初の法要で、葬儀当日に一緒に執り行われるのが通例となっています。

初七日法要に招かれたら、黄色の水引の封筒に表書きを「御佛前」と記入し、「香典」とは分けて包みお渡します。
御佛前の金額の目安は、
1人の出席であれば、10,000円~20,000円
2人の出席であれば、20,000円~30,000円
くらいが相場と言われています。(あくまでも参考の金額となります。)

それに対し、招く側は包んでこられる金額を考慮して準備しなければなりません。
引出物として6,000円~8,000円くらいのもの(あくまでも参考の金額となります。)を準備し、お食事の準備もしなければなりません。
コロナ禍ということもあり、会食ではなく持ち帰り用御膳形式のものをお渡しするケースが増えてきています。
金額的には、6,000円~7,000円くらいのもの(あくまでも参考の金額となります。)がよく選ばれています。

現在、メモワールしらゆりでは、
お料理の提供を『旬彩 ごちそう』さんと『一凛(いちりん)』さんにお願いをしており、味の評判も良いです。
回忌法要等でも承っておりますので、是非一度ご利用してみてください。

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 高崎 顕一郎

白骨の章

hakkotunoshou.pngこんにちは メモワールしらゆりの三鍋です。
皆さんは「白骨の御文章」もしくは「白骨の御文」をご存知でしょうか?
浄土真宗の葬儀や法要で拝読されることが多いので一度は耳にされたことがあると思います。

浄土真宗の中興の祖といわれている第8世蓮如上人が浄土真宗の教えを一般の信者に教えるために、わかりやすく述べたもので80通が納められています。そのなかでも、第16通は、「白骨の御文章(御文)」として、人間のはかなさを諭したものになっています。

私は仕事柄、今までもよく耳にはしていたのですが、先日知人の死を経験してからこの文章を身に染みて感じるようになりました。

いかに当たり前だと思っていたことが当たり前ではないのか、と思いました。
皆さんも今後耳にされる時には注意して聞いてみて下さい。

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 三鍋 一男

お歳暮

先日、メモワールしらゆりのある水橋でも雪が降り、いよいよ冬本番です。

年末と言うとお歳暮の時期でもあります。お世話になった方々へ一年の感謝を込めての贈り物。
ではこのお歳暮はいつ頃生まれた習慣なのでしょうか。

元々日本には、お正月に先祖の霊をお迎えする『御霊祭』と言うものがあり、そのためにお供物をする習慣がありました。
ご先祖の霊なので、嫁がれた方や分家の人達が本家や実家にお供物を持っていく風習だったのですが、そのうちお神酒のおつまみになるようなものを持って行くようになり、それがお歳暮の原型だと言われています。

その後江戸時代になり、商人が得意先に贈り物をするようになり、さらに明治時代になると個人的にお世話になった方や上司などにも贈り物をするようになり、これが現在のお歳暮の習慣として今も続いています。

コロナ禍の現在、お礼を兼ねて直接ご自宅を伺うということは避けた方がいいのでしょうが、意義深い習慣としてこれからも続いていくといいですね。

ちなみに富山県の、主に呉西や海沿いが中心のようですが、嫁ブリという習慣がある地域もあるようです。
娘さんが結婚すると、娘さんが嫁がれた先にブリを丸ごと一本送り、貰った家は送られたブリを半身にしてまた奥さんの実家に送り返すというものだそうです。
ブリは出世魚としても有名で『娘さんが嫁がれた家が繁栄してほしい』『旦那さんには出世してもらって、娘さんが苦労することがないように』と言った意味合いがあるようです。

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 高崎 顕一郎

天上天下唯我独尊(てんじょうてんがゆいがどくそん)とは...

こんにちはメモワールしらゆりの三鍋です。

皆さんは「天上天下唯我独尊」という言葉を耳にされたことがありますでしょうか?
暴走族が特効服に入れていたりするイメージなのでこの世の中で自分が一番だというような意味合いで捉えている方が多いのではないでしょうか?

しかし、実はこの言葉は立派な仏教用語でお釈迦様が言われた言葉として伝えられている言葉なのです。

そしてこの言葉の本来の意味は犬や猫、虫けらに生まれたら果たすことのできない、私たち人間に生まれたときしか果たすことのできない、
たった一つの目的があるという意味なのだそうです。いわゆる「人生の目的」ということなのでしょうか?深いテーマです。

しかしながらこの葬儀に関わる仕事を通して色々な方の人生に触れているとその一端が垣間見得る瞬間があるような気もします。
私自身も自分の人生の目的をこの仕事を通して少しずつでも見つけていければと思います。

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 三鍋 一男

コロナ禍における葬儀の現状

koronakanogennjyou.pngこんにちは、富山市の葬祭ホールメモワールしらゆりの高崎です。

以前、コロナウィルス発生当初は周りにお知らせをせず、身内だけで行う家族葬が大半だったのですが、最近では一般葬で行うお宅が再び主流となってまいりました。
これはコロナウィルスの感染拡大を心配し、完全に家族・親族のみで葬儀を行った結果、それによる弊害が思った以上に大きかった、ということがその理由として挙げられると思います。

具体的には、葬儀終了後、お付き合いのあった方々が連日お弔いに来られて家を空けられない。そして想像以上に最後のお別れをしたかったという声が多数聞かれたことなどがございます。
また富山県、特にここ富山市水橋のような地域は昔からの習慣が根強く残っており、町内会や老人会、また会社関係の決まりなどで供物や香典を出さないといけないケースも多く存在します。

そういったことから、町内へのお知らせや新聞のお悔やみも載せ、いわゆる一般葬で行うお宅が増えたものと思われます。

もちろん全く今まで通りというわけにはまいりませんが、このコロナ禍の中、ご当家様の希望とコロナウィルス感染拡大防止を両立できるやり方でこれからも努めてまいりたいと思います。

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 高崎 顕一郎

利他(りた)の心

ritanokokoro.pngこんにちは
メモワールしらゆりの三鍋です。

皆さんは今年の4月に奈良の東大寺で様々な宗教者達が宗教や宗派の垣根を越えてコロナ禍において共に祈りを捧げたという出来事があったのをご存知でしょうか?
私は最初この記事を目にした時衝撃をうけました。今まででは考えにくい出来事だと思います。しかし、このコロナ禍においては宗教の枠を越えてでも共に協力しなければならないということだったそうです。

そしてコロナ禍の今は自分だけがよければそれでいいという利己的な考え方は一番通用しない考え方だということが書かれていました。
誰か一人の軽率な行動が最悪の場合、誰かの命を奪うことにもなりかねないからです。

そして他人のことを思いやる「利他」の心が必要なのだということが書かれていました。
思い返してみると今までは社会全体の風潮としてもお互いのことをちゃんと考えるということなく、色々な発言なりをしていたように思います。

しかし、今はお互いのことを考えないと自分の命を守れない状況なのです。
コロナウイルスをきっかけにして私達の生活様式は大きく変わりました。この機会に自分自身を見つめ直す機会があった方も多かったのではないかと思います。

そして普段の生活の中で忘れてしまっていたことに気付かされたこともあったのではないかと思います。
私自身も今一度この「利他」の心でお客様と向き合っていかなければいけないなと改めて気付かされました。

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 三鍋 一男