2020年9月17日

コロナ禍における葬儀の現状

koronakanogennjyou.pngこんにちは、富山市の葬祭ホールメモワールしらゆりの高崎です。

以前、コロナウィルス発生当初は周りにお知らせをせず、身内だけで行う家族葬が大半だったのですが、最近では一般葬で行うお宅が再び主流となってまいりました。
これはコロナウィルスの感染拡大を心配し、完全に家族・親族のみで葬儀を行った結果、それによる弊害が思った以上に大きかった、ということがその理由として挙げられると思います。

具体的には、葬儀終了後、お付き合いのあった方々が連日お弔いに来られて家を空けられない。そして想像以上に最後のお別れをしたかったという声が多数聞かれたことなどがございます。
また富山県、特にここ富山市水橋のような地域は昔からの習慣が根強く残っており、町内会や老人会、また会社関係の決まりなどで供物や香典を出さないといけないケースも多く存在します。

そういったことから、町内へのお知らせや新聞のお悔やみも載せ、いわゆる一般葬で行うお宅が増えたものと思われます。

もちろん全く今まで通りというわけにはまいりませんが、このコロナ禍の中、ご当家様の希望とコロナウィルス感染拡大防止を両立できるやり方でこれからも努めてまいりたいと思います。

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 高崎 顕一郎

2020年9月10日

利他(りた)の心

ritanokokoro.pngこんにちは
メモワールしらゆりの三鍋です。

皆さんは今年の4月に奈良の東大寺で様々な宗教者達が宗教や宗派の垣根を越えてコロナ禍において共に祈りを捧げたという出来事があったのをご存知でしょうか?
私は最初この記事を目にした時衝撃をうけました。今まででは考えにくい出来事だと思います。しかし、このコロナ禍においては宗教の枠を越えてでも共に協力しなければならないということだったそうです。

そしてコロナ禍の今は自分だけがよければそれでいいという利己的な考え方は一番通用しない考え方だということが書かれていました。
誰か一人の軽率な行動が最悪の場合、誰かの命を奪うことにもなりかねないからです。

そして他人のことを思いやる「利他」の心が必要なのだということが書かれていました。
思い返してみると今までは社会全体の風潮としてもお互いのことをちゃんと考えるということなく、色々な発言なりをしていたように思います。

しかし、今はお互いのことを考えないと自分の命を守れない状況なのです。
コロナウイルスをきっかけにして私達の生活様式は大きく変わりました。この機会に自分自身を見つめ直す機会があった方も多かったのではないかと思います。

そして普段の生活の中で忘れてしまっていたことに気付かされたこともあったのではないかと思います。
私自身も今一度この「利他」の心でお客様と向き合っていかなければいけないなと改めて気付かされました。

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 三鍋 一男