榊(さかき)について

こんにちは、富山市の葬祭ホール、メモワールしらゆりの高崎です。

今回は、先日のブログ「葬儀と樒(しきみ)」でも触れていた「榊(さかき)」についてのお話です。

秋になっても葉が落ちず、一年中緑色の葉をつけている常緑樹。常緑樹は古来より神事では欠かせない植物で、古くは古事記や日本書紀などにもその記載があります。

名前の由来も、神事に使われていたことから、神と人の境にある木→境木→「さかき」となった説。
また、一年中緑の葉をつけることから、栄える木→栄木→「さかき」となった説などがあります。
漢字では木偏に神と書きますが、これは日本で作られた漢字で、そのまま『神事で使う木」という意味です。

元々は特定の植物を指した名称ではなく、神事に使っていた常緑樹をそう呼んでいたのが、のちに固有の植物の名前となったそうです。
ですので、同じ「榊」と言っても地域によって異なり、「榊」だと思っていたものがそうではなかった、という現象が起きるのです。
ツバキや楠、中には杉を「榊」と呼んでいた所もあるそうです。
そういった事情から、現在榊と呼ばれている植物を「本榊(ほんさかき)」や「真榊(まさかき)」などと言うようになりました。

榊は比較的暖かい地域で自生するそうで、西日本では榊を使い、東日本では同じツバキ科の常緑樹であるヒサカキを使うことが多いようです。
葉の縁が滑らかなのが榊で、ギザギザしているのがヒサカキという違いがあります。
先ほど触れたように、元々どちらが本物というわけでもないようですので、手に入りやすい方で結構です。

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 高崎 顕一郎

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