清め塩について

kiyomejio.png富山県富山市のエリアに限らず全国的に以前は通夜、葬儀の後に『清めの塩』を使う習慣がありました。
これは、死を『けがれ』とする考え方からきていると言われています。通夜や葬儀にお参りして死に触れると、自分も『けがれ』てしまう。その考えから自宅の中に入る前に前後両肩付近などに塩をかけて清めていました。
お参りに来られたお客様や、担当したご当家の方にもたまに『自宅に帰ったら塩で清めなくていいんですか?』と聞かれることがあります。
富山県全域では浄土真宗の宗派が多く、浄土真宗には死をけがれとする考え方がないため、この『清めの塩』を使うという習慣がもともとありませんでした。宗派によってはご用意することもありましたが、10年ほど前から徐々にこの習慣もなくなっていきました。

亡くなった方を『けがれ』として考えてしまうのはとても悲しいことだと思いますので、私自身『清めの塩』は不要だと思っております。

メモワールしらゆり
セレモニーアドバイザー 川端 敏和

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